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CD-LINKS – Linking Climate and Development Policies – Leveraging International Networks and Knowledge Sharing

プロジェクト紹介映像

プロジェクトの目的

G20諸国とそれ以外の国における政策担当者にとって重要な論点は、如何に気候変動に関する行動を、広範囲かつ持続可能な開発議題に持ち込むかということである。エネルギー貧困の撲滅、幸福と福祉の追及、大気質の向上、エネルギー安全保障の強化、食料や水の利用可能性といった目標は、今後数十年にわたって重要な論点であり続ける。これまで、国際レベル、国内レベルの両観点を取り入れた、気候変動対策と経済成長の複雑な相互作用を探る科学的分析はほとんどされてこなかった。

CD-LINKSプロジェクトは、これまでの決定的な知識ギャップを埋め、補完的な気候開発政策を策定するために多くの必要な情報を提供することで、これまでの状況を変えるものである。
CD-LINKSは4つの目標を持っている。
(1) 緩和や適応に関する気候変動政策と複合的かつ持続可能な開発目標の間にある関連性を理解すること。
(2) 過去現在の政策実績を調査することで、政策の有効性を広めること。
(3) 各国が国際的整合性がとれた次世代の低炭素開発計画を策定する事。
(4) 欧州やG20諸国の研究所間で知識交換を活用するために、研究者ネットワークと能力向上基盤を確立すること。

実証的研究からモデル・シナリオ開発までにわたる6つの高度に統合されたワークパッケージを通じて、CD-LINKSは数多くの領域における最新の気候開発政策分析とモデル化を促進します。プロジェクトの重要な成果は効果的かつ長期的な変形プロセスを管理するために、その国に特有な政策提言するためのリストを作成し、結果的に国内外の政策対話に確たる影響を与える事を目標としている。また、当該提言は政策的相乗効果のための機会を提供しつつ、政策実行に当たっては当該国の政治的、制度的課題がある事(議論がある事)についても尊重するつもりである。

CD-LINKSの日欧協力について

ホストとなる研究機関(IIASA)とはチームとして20年くらい一緒にやってきているのですが、彼らからHorizon 2020に参加してくれないかと連絡が来ました。国際的な共同研究では、相互にメリットがあるので参加しました。

日本独自で研究を進めても面白い研究が出来るかもしれませんが、的外れになるリスクもあります。欧米グループと進めることで世界の研究動向の最新情報が、常に得られますので進む方向を見誤らないというのが最大のメリットです。Horizon 2020では気候変動の政策に関する論文が共同で書けますので、それは日本チームにとり大きなメリットで、ひいてはその政策分析が日本の政策に貢献されていくと考えています。また、日本人は国際的な動きに多少距離があるのですが、彼らがどのように研究のネタを掴んでいるのか、あるいはネイチャーやサイエンスに論文を書くノウハウを凄く積み重ねおり、それを生で体験させてもらっているのは研究者として大変大きなメリットです。

EUからの助成はありませんので、このプロジェクトが成立しそうだとわかったところで国内の競争的資金が得られるよう、似たようなテーマで申請しました。成果が活用できるので資金を獲得する可能性は高まるだろうと、少しずつ工夫をしてミーティングに参加する旅費を賄いましたが、そうした手間があっても、参加するメリットが大きいと考えています。

参加の理由は欧州研究機関から参加の打診を受け意義があるものと判断したためです。プロジェクトに参加したことにより、欧州その他の世界の主要な研究機関と共同で取り組むことで、国際的に注目度が高いテーマを共有することができました。そして連名で論文を執筆することで、弊研究所の分析も国際的に広く発信することが期待できると考えています。

当プロジェクトの参加に当たり、日本政府の研究委託事業(国際協力関連の事業)の一貫として資金の手当を受けています。

Project Details

  • Pillar: Societal Challenges
  • Period: From 2015-09-01 to 2019-08-31
  • Total cost: EUR 5,212,962.50 (EU side total cost, excluding funding from ENV)
  • EU contribution: EUR 5,037,962.50
  • The project was made possible through funding from ENV.

Project Participants

Coordination:
INTERNATIONALES INSTITUT FUER ANGEWANDTE SYSTEMANALYSE (Austria)

Members of the consortium:
FREIE UNIVERSITAET BERLIN (Germany)

POTSDAM INSTITUT FUER KLIMAFOLGENFORSCHUNG (Germany)

FONDAZIONE CENTRO EURO-MEDITERRANEO SUI CAMBIAMENTI CLIMATICI (Italy)

MINISTERIE VAN INFRASTRUCTUUR EN MILIEU (Netherlands)

INSTITUTE OF COMMUNICATION AND COMPUTER SYSTEMS (Greece)

WAGENINGEN UNIVERSITY (Netherlands)

UNIVERSITY OF EAST ANGLIA (United Kingdom)

FONDATION INSTITUT DE RECHERCHE POUR LE DEVELOPPEMENT DURABLE ET LES RELATIONS INTERNATIONALES (France)

FUNDACAO COORDENACAO DE PROJETOS PESQUISAS E ESTUDOS TECNOLOGICOS COPPETEC (Brazil)

NATIONAL DEVELOPMENT AND REFORM COMMISSION ENERGY RESEARCH INSTITUTE (China)

TSINGHUA UNIVERSITY (China)

INDIAN INSTITUTE OF MANAGEMENT (India)

THE ENERGY AND RESOURCES INSTITUTE (India)

FEDERAL STATE AUTONOMOUS EDUCATIONAL INSTITUTION FOR HIGHER EDUCATION NATIONAL RESEARCH UNIVERSITY HIGHER SCHOOL OF ECONOMICS (Russia)

NATIONAL INSTITUTE FOR ENVIRONMENTAL STUDIES INCORPORATED ADMINISTRATIVE AGENCY (Japan)

RESEARCH INSTITUTE OF INNOVATIVE TECHNOLOGY FOR THE EARTH (Japan)

PACIFIC NORTHWEST NATIONAL LABORATORY(United States)

KAIST(Korea)

SHARIF ENERGY RESEARCH INSTITUTE(Iran)

 

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