欧州委員会マニュアル

助成金の準備

キーポイント

  • 助成合意書準備への招待
    評価が行われた後、提案書が提出されている場合、欧州委員会は『評価要約報告書』を送付し、助成合意書の準備をするよう要請します。
  • オンラインでの助成金の準備
    参加者ポータルを利用して、提案書に含まれていない法律面および管理面での詳細を提供してください。
  • 提案に従ってください
    ホライズン2020アクション(すなわちプロジェクト)は、評価された提案に則って実行される必要があります。助成合意書は、提案と異なるものであってはなりません。
    下記については必要な修正を妨げるものではありません。
    • 倫理審査または保安精査の結果としての修正
    • 法律的および財務的等、プロジェクトが適用すべき規定に適合しているかを確認するための修正
    • 誤記または明らかな不整合を取り除くための修正
    • 特別な事情によって、参加者が助成金準備中にコンソーシアムから外れた場合
  • 欠点
    『評価要約報告書』にて専門家により特定された欠点を修正することができます。但し、適用される最終期限を超えて助成合意書準備における自らの役割部分を遅延させないことが条件となります。
  • 電子署名
    助成合意書、継承フォームまたは『宣誓書』のハードコピーに署名する必要はありません。すべての署名は電子的に行われます。
  • 時間枠
    助成合意書は、助成金準備を開始してから遅くとも3ヵ月後には調印を済ます必要があります。
  • コンソーシアム契約
    コンソーシアムのメンバーは、各々の間でコンソーシアム契約に署名する義務があります。詳細な情報については、注釈付きモデル助成契約の第41.3条およびコンソーシアム合意書策定に関する指針を参照してください。

助成金準備の目的

  • 有望な受益者(プロジェクト参加者)およびご自身と関係のある第三者として、法律的、管理的および財務的な情報を収集する
  • アクションの記述(DOA、助成契約に対する附属書1)およびアクション用に見積もられた予算(附属書2)が、提案、助成合意書準備のための招待における関連情報、また該当する場合には倫理審査報告書およびセキュリティ精査報告書に合致していることを確認する。
  • 助成合意書の主要点を確立する(プロジェクト開始日、報告期間、事前助成金額、コンソーシアム契約の必要性、また該当する場合、倫理問題、受益者に関連する第三者、第三者や下請け業者が提供する現物拠出分)。
  • 財務能力の検証(該当するのは主にコーディネータの特定種類のみであり、他の参加者は、例外的なケースの場合に確認されることになります。詳細は、次のページを参照ください)。

参加者ポータルにある「私のプロジェクト」ページを利用して、必要なデータを入力していただき、ご自身の助成を準備し、助成合意書契約にオンライン上で署名を行ってください。左記データは、PDFフォーマットでも入手可能です。

このプロセスは、助成合意書の署名を終了させるための主要なステップを要約しています。

  1. 1.助成金データの入力および提出
        ○法律的、管理的、および財務的データの入力
        ○事前助成(契約に基づいて事前に支払われるお金)
        ○附属書1、アクションの記述(DoA)の準備
  2. 2. 倫理審査(倫理スクリーニングおよび評価)
  3. 3. セキュリティ精査
  4. 4. 助成合意書への署名

通知
助成金準備実施に必要なすべてのアクションについて、電子メール通知書が届きます。詳細については、全ての助成金関連通知およびその受取人リストを参照してください。

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