欧州委員会マニュアル

電子上での提案書提出

提出へのファーストステップ

参加者ポータルへログインするために、ユーザーカウントを作成してください
提案を提出できるよう、EUログインアカウントポータルにて、最初に登録を行う必要があります。
2. 受益者登録-参加者識別コード(PIC番号)

提案のすべての参加者は、欧州委員会が管理しているホライズン2020の主要受益者登録に登録を行い、参加組織は提出フォームにおける9桁のPIC番号(コーディネータはステップ3のPIC番号、他の参加者はステップ4のPIC番号で特定される必要があります。)である、参加者識別コードにより特定される必要があります。

上記が行われなかった場合、提案の準備と提出を行うことはできません!

    PIC番号をお持ちですか?

  • ご自身の組織がFP7プログラムに参加経験がある場合、既にPIC番号を取得している可能性が高いです。既存のPIC番号および関連組織を検索するためにはオンライン・ツールをご利用ください。オンラインツールは、提出ツール、または、参加者ポータルの受益者登録ページにて利用可能です。
  • PIC番号を持たない組織は、受益者登録ページ上で自ら登録する必要があります。登録されたPICデータはその後、約3時間後に提出システムにおいて使用することができます。技術的な問題が発生した場合には、ITヘルプデスクまでご連絡ください。
  • 第三者は、提案段階ではPIC番号を必要としません。(例外:PICを必要とするMSCA ITN提案のパートナー組織)
  • 受益者登録、PIC検索の詳細については、オンラインマニュアルにおける「組織の登録」欄を参照ください。

SME登録およびSME自己評価
以前、受益者登録ページにてSMEとして登録したことがある場合、その際に提供した営業年度データが2年以上経過している場合、そのデータは認められないことにご注意ください。データが古い場合、受益者登録でSME自己評価をする必要があります。例えば、2014年でのSME認証が2011年以前の財務情報に基づいている場合、再度SME自己評価を行う必要があります。データの営業年度が2012年または2013年である場合、新規の自己評価の必要はありません。

提案提出システムにアクセスする

トピックのページから提出システムへアクセスするには、必要なアクション・タイプを選択してください。アクセスするには、EUログインを使ってポータルにログインする必要があります。

参考映像「選択したトピックへの提出システムにアクセスする」

提案に関する最初の草案を作成した場合、再び草案作成画面に戻る必要はありません。前回の草案は、参加者ポータルの「私の提案」セクションを介してアクセス可能となっています。提出された提案書のバージョンを編集、削除、撤回または閲覧するには、ログイン後にポータルの「” target=”_blank”>私の提案」セクションに行ってください。

提出システムの利用に必要なシステム要件を確認する

予備登録(提出ウィザードにおけるステップ3)

提案は、調整を行う組織(『コーディネータ』/『ホスト機関』)の代表者/連絡担当者によって作成され且つ提出される必要があります。ある特定のアクションタイプは、本基準とは異なっています。欧州研究会議(ERC)のアクションタイプに関するフェローシップおよび提案においては、個人研究者(フェロー/主要研究者)が提案を主導します。

基礎的な予備登録データを登録:
提案書の草案準備のため、調整を行う組織は、参加者識別コード(PIC番号)で識別される必要があります。基本標示の予備登録データは、(公募タイトルおよびトピック、アクションのタイプ、提案のタイトル、短い要約(オプション)、パネル(マリー・キューリー・アクションおよびERCの用途のみ)キーワード)を満たしている必要があります。当該データの大部分は、PIC番号および関連した組織データの選択を除いて、後ほど管理フォームで修正することができます。

提案書の草案が作成される前に、担当のサービス(それぞれの公募のコーディネーター)が評価計画用公募の締め切り前に、この限られた一連のデータにアクセスできることを免責事項は申請者に通知します。

参加者およびアクセス権利のリスト(提出ウィザードにおけるステップ4)

提案コーディネータは下記の事柄を行うことができます。

  • コンソーシアム(『パートナーを加える』)の設定
  • 他の連絡窓口へのアクセス付与

組織、追加のパートナー(公募に応じて『参加者』/『パートナー組織』)は、本ステップにおいて、9桁のPIC番号によって特定される必要があります。

個人連絡窓口のアクセス権

所定の提案に対する連絡窓口へのアクセス権を許可する場合、当該連絡窓口の電子メールアドレス(EUログインアカウント用に使用するもの)が主識別子としての役割を果たします。

  • コーディネータは、各連絡窓口に対するアクセス権のレベルも定義する必要があります。
       ・完全なアクセス(コーディネータの連絡窓口レベルまたは参加者の連絡窓口レベルの権利)または
       ・読出し専用権利(チーム・メンバー)がサポートされています。
       アクセス権のレベルについての更なる情報は、オンラインマニュアルにある「役割及びアクセス権」セクションを確認してください。
  • 各連絡窓口に関して、プロジェクト内の役割が定義されていることが必要です。
       ・主要な連絡窓口/ほとんどのアクションにおける連絡窓口、または
       ・主要研究者/フェロー、主なホスト機関連絡窓口、ERCおよびMSCAフェローシップアクションの連絡窓口

主要な連絡窓口および主要研究者/フェローに関するすべての詳細は、後に管理フォームで必要となります。

主要な連絡窓口の名前および電子メール(主要な連絡窓口、主要研究者、主ホスト機関の連絡窓口を含む)は、管理フォームにおいて読み取り専用となっており、追加の詳細のみ編集が可能であることに留意してください。最初に、名前/電子メール/電話のある連絡窓口を特定している人物に対しアクセス権を与え、変更を保存すると、更なる詳細がフォームで編集可能になります。

一旦コーディネータが変更を保存すると、自動的に招待状が所定の連絡窓口の電子メールアドレスに送付されます。招待された人は、所定の電子メールアドレスにリンクされたEUログインアカウントのある、「私の提案」メニューの中にある参加者ポータルにログインした後に、提案にアクセスすることができます。

ステップ4では、公募の最終期限より前であればいつでも、コーディネーターは参加者および連絡窓口を削除、再編成することができます。

管理フォーム(提出物ウィザードのステップ5)

ウィザードのステップ5で「フォームを編集する」のボタンをクリックすることで、ユーザーは自らの提案書に関する管理フォームに入力することができます。各アクションタイプによって、異なる管理フォームとなる場合があります。相違点は主に、予算表、公募に特有の質問、および申告リストとなります。

フォームへの記入方法のガイダンスは、フォームで直接提供されます。フォームの数箇所は、ウィザードまたは受益者登録で入力されたデータに基づいて事前に埋められます。管理フォームの詳細については、フォーム(または提出システム以外に提供された公募ページ上で入手できるひな形で)にあるガイダンスを参照ください。

関連する第三者のために計画された予算は、帰属している受益者の予算に加えられなければなりません(予算表には第三者用の個別の列はありません)。助成金準備フェーズを登録している良好なプロジェクトに対してのみ、PIC番号は関連する第三者のために提供される必要があり、第三者用の予算は個別に特定される必要があります。

ヒント:
組織が既に登録されているものの組織に関するデータが変化していた場合、提出システムで直接データを更新することはできません。認証された法人については、LEAR(またはアカウント管理人)は、参加者ポータルの「My Organisations」セクションで利用できる受益者登録を通じて更新を要請する必要があります。
組織がまだ欧州委員会によって認証されていない場合、自主登録者は更新要求をすることができます。組織データは、FP7またはH2020にて指名されたLEARによって更新が可能です。LEARは、助成契約署名に関する法定署名者(LSIGN)指名を開始する時までに、任命されている必要があります。
受益者登録で組織データを更新した後、編集されたデータは、提出システムに自動的に表示されないことに留意ください。提出システムのステップ4(コーディネータの場合はステップ3)でPIC番号を削除し、PIC番号を再び追加してください。

必要に応じて公募期限の前にフォームを編集することが可能です。ただし、所定の情報によって生じるブロックエラーまたは警告があるかどうかをチェックするためのフォームを確認することを忘れないようにしてください。

技術的な添付書類(提出物ウィザードのステップ5)

技術的な添付書類に関する提案書のテンプレートは、ステップ5でシステムからダウンロードすることができます。技術的な添付書類および追加の添付書類は、PDF文書としてアップロードする必要があります。

テンプレートおよびシステムにおいて、公募ページ上で示されている通り、義務的なページ制限が提案または提案の特定セクションに適用されることがあります。特定の部分または添付書類にページ制限がある場合、システムは申請者に制限を超えたページについて警告をします。残りの制限を超えたページは、透かし模様で刷り重ねられ、専門評価員は提案を評価する際には、超えた部分を無視するよう欧州委員会から指示を受けています。

下記の提案部分にはページ制限はありません

  • 管理情報
  • コンソーシアムの記述
  • 付属書類を含めた倫理添付書類

提案書提出(提出ウィザードのステップ5)

特定の締め切り期限のある公募についてアップデートまたは変更を行うために、公募最終期限前に、提案を数回に亘り提出することができます。提出した提案を見るかまたは変更するためには、参加者ポータルの「私の提案」ページへ行ってください。公募が終了していない限り、古いものは新しく提出されたバージョンに上書きされます。

連続的な公募に関しては、提案書の提出は一回のみ許可されます。

一旦最終期限が経過すると、更なる訂正または再提出はできません。しかし、提出内容の確認をしたい場合、提案書の連絡窓口担当者は、提出された提案について読出しのみのアクセスが可能です。既定では、「私の提案」ページの公募締め切り期限後90日間は利用可能です。

受領書(提出ウィザードにおけるステップ6)

調整を行う組織(コーディネータ/ホスト機関』)のすべての連絡窓口は、各提案の提出が行われた後に電子メールを受信します。提出された提案パッケージは1つの文書に統合され、ユーザーが行う提出日および提出時間が示された「e-receipt(電子受領書)」が作成されます。電子受領書は、提出のステップ6からダウンロードすることができます。

次に掲げる場合を除いて、評価が完了するまでは、欧州委員会と提案申請者との間には更なる連絡窓口はありません。

  • 適格性のような事項を明らかにするため、または、追加情報を要請するために欧州委員会が申請者に連絡することが必要な場合
  • 倫理スクリーニング、セキュリティ精査、法人認証、財務的実行可能性を確認するための詳細な情報または付属書類を欧州委員会が必要とする場合
  • 問い合わせまたは苦情に応答する場合
  • 審理または面接の対象となる公募に対して(作業プログラム/公募テキストに従って該当する場合)

撤回(提出ウィザードにおけるステップ6)

提案は公募締め切り期限の前に、ステップ6での「撤回」ボタンを押すことで撤回することができます。撤回された提案は、後々評価または選択の際に考慮されません。また、再申請の制限(例えばERCアクションが生じた場合)に対してもカウントされません。

「削除」アクションボタンは、提案が少なくとも一回提出される時まで「私の提案」ページ上で利用できることに留意してください。

公募締め切り期限後に撤回される提案については、特別な規定が適用される場合があります(公募のための情報パッケージを参照ください)。従って、撤回はITヘルプデスクを通じて要請する必要があります。

提出が行えなかったことについての苦情を提出する

欧州委員会側の技術的なエラーによって、提案書の提出ができなかったと考えられる場合には、参加者ポータルのITヘルプデスクを介して苦情を提出することができます。苦情が認められるためには、公募終了後4暦日以内に提出する必要があります。その後、同日または翌営業日に受領承認が届きます。

-他に何をすればよろしいでしょうか?-
公募締め切り期限(日/月/年:時間:分)以前のタイムスタンプ(作成した日付および時刻、ならびに、最後に修正を行った日付および時刻をリストしたファイル属性)がある提案のすべてのB-パートおよび添付書類のPDFバージョン、ならびに、疑わしい不具合の証明(例えばスクリーンショット)を確保する必要があります。手続後、ITヘルプデスクから、上記アイテムの提供を求められる場合があります。提案に関する情報は機密として厳密に取り扱われることに留意してください。

苦情が保持されたと見なされるには、電子提出システムを用いた提案書提出(または再提出)を難しくする技術的課題がEC側において実際にあったことを、IT監査証跡(関係するEC IT-システムの申請ログファイルおよびアクセス・ログファイル)によって、提示するする必要があります。

その後、遅くとも受領通知で指示した時間までに苦情の取扱いの結果についての通知が届きます。この期間内に決定が下されない場合、支持通知が届きます。苦情が保持される場合、EC側の技術的課題により提出が妨げられたことの調査が行われたという内容の保護ファイル(IT ヘルプデスクに提供する)が、その後の評価に関する提案を受諾するための参考として用いられます。左記文書がない場合、ITシステムに含まれるバージョンが評価されます。