適格性と評価基準
提案書が評価に送られる前に、許容性と適格性についての確認が行われます。
認容性基準
提案書が下記の基準を満たしている場合、認容されます。
- 公募締め切り期限前に公式のオンライン提出システムを介して提出されている
- 関連する管理フォーム、提案の記述、および公募で指定されている付属書類を伴っており不備がない状態。どのような付属書類が必要かについての詳細は、標準認容性基準を参照してください。
- 読み込みができ、アクセス可能で、且つ印刷可能な状態。
- 助成金提案書には、公募条件で特段の記載がない限り、結果の利用及び配布に関する計画草案が必要です。計画草案は、2段階ある手続きのうち、最初の段階では提案書に対して要求されません。
- 更に、提案書や申請書にはページ制限が適用されます。提案書は、提案書ひな形(パートB)で指定されたページの最大数を超えてはいけません。制限を越えた長い提案書を提出した場合、システムが警告を発します(制限を超えたページは、公募締め切り後に自動的に透かしが入れられます)。公募条件で特段の記載がない限り、提案書の制限は70ページまでとなります。コーディネーション&サポートアクション、ERA-NET共同アクションについては、ページ制限は50ページまでとなります。最初の段階の提案書に対する制限は10ページまでとなります。懸賞関連の提案書に関しては、制限はそれぞれのコンテストの規則で規定されます。
適格性基準
提案書は下記の基準を満たしている場合、適格性があるとみなされます。
- 提案書の内容が、公募におけるトピックの記述と一致している
- 十分な人数の正当な参加者が含まれており、標準適格性基準および公募またはトピック・ページ上に掲げられるその他の適格性条件を満たしている
マリー=スフロドフスカ=キュリー・アクション(MSCA)に特有の条件は、一般的なワークプログラムのMSCAセクションに記載されています。
欧州研究会議(ERC)助成金に特有の条件は、下記ERCワークプログラムに記載されています。
スコア
専門家が、0から5までのスケールで各裁定基準のスコアを付与します(ハーフポイントスコアが与えられる場合もあります)。
- 0:提案が基準を満たしていない、または、情報が不明もしくは情報が完全ではないため評価することができない。
- 1:不可-基準に十分に対処されていない、もしくは重大な固有の弱点がある。
- 2:可-基準に広範囲に対処しているが、重大な弱点がある。
- 3:並-基準によく対処しているが、多くの欠点が存在する。
- 4:良-基準にとてもよく対処しているが、若干の欠点が存在する。
- 5:優-あらゆる観点の基準にうまく対処している。欠点が軽微。
加重平均が適用されない限り、最大の全体スコアは従って15(3×5)です。
適格スコア
助成金付与を検討するために、提案書は各基準および全体の適格スコアに関する所定の適格スコアを獲得する必要があります。適格スコアは、二段階手続きの場合、第1段階の提案と、第2段階の提案との間でのアクション種類によって変化します(2段階公募の最初の段階に関して、全体的な基準は2段階目で認められた提案に関する合計要求予算が、利用可能な予算の3倍に可能な限り近い程度の水準に設定されます。実際の水準は受領された提案書の量に依ります)。
各公募に対して、適格スコアおよび加重平均はワークプログラムおよび雛形評価フォーム(トピック条件ページで利用可能)に記載されています。