欧州委員会マニュアル

組織(機関)登録

プロジェクト提案書を提出する前に、プロジェクトに関係するすべての組織は、最初に参加者ポータルにて受益者登録を行い、9桁の参加者識別コード(PICナンバー)を取得する必要があります

受益者登録ページに既に登録済みであるかを確認することが可能です。もし必要な場合、下記に示した登録プロセスを立ち上げてください。

  • 参加者ポータルへのログインが初めての場合、登録プロセスを開始する前に、ユーザーカウント(EUログイン)を最初に作成する必要があります。
  • 参加者ポータルのユーザーカウント(EUログイン)を既に持っている場合、ログイン後に、受益者登録ページ上で所属組織を登録するための情報を入力できます。

登録にあたって必要なもの

組織を登録するには、基本的な管理上のデータと法的なデータ、連絡先の詳細を提供する必要があります。 受益権登録におけるIT方法は、当該プロセス用の段階的なガイダンスを提供します。 申告された情報は後に関係書類と照合する必要がある可能性があるため、関連分野を正確に記入するために、関連情報が手元にあると便利です(非営利、公的/私的など )。

原則として、組織登録には法人格が必要があります。 組織が法人格を保有していない場合、当該組織の代表者は、組織を代表して法的義務を果たす能力があること、および法人の財務能力および運営能力と同等の財務的能力および運営能力を有していることを証明する必要があります。

登録を完了する

一回のセションで登録プロセスを完了する必要はありません。マイエリアのセクションにある「My Organisations」ページにおいて、一部の情報を入力し、保存し、後で続きを入力することができます。しかし、完了していない仮登録は1年で自動的に削除されます。

PIC番号

登録が完了すると、9桁の参加者識別コード(PIC)を入手することができます。この番号は提案書提出時や欧州委員会との連絡に使用されます。

新しく作成されたPICは「申告された」/「有効でない」というステータスを持つことになりますが、提案書の準備に使用できます。 PICが生成された後は、他に何もする必要はありません。PICの認証は必要に応じて、後の段階で行われます。認証プロセスを開始する際には、適切な時期に認証サービスから連絡が来ます。

情報の更新

最初に、組織を登録した「仮登録者(Self-Registrant)」と呼ばれる個人は、マイエリアのセクションにある「My Organisations」ページ上で(対応する関係書類)の更新および修正を提出することができます。

組織の有効性が確認されると、LEAR(指名された代表者)は、組織の法的データ/ステータス(および関連するサポート文書の提供)に関するすべての変更を通知する担当者になります。

二重のPIC
組織がすでに有効なPICを保持しており、誤って新しいPICが作成してしまった場合は、当該PICに関連する情報を正しいPICに移せるよう、LEARまたはアカウント管理者は受益者登録(「My Area」セクションの「My Organizations」ページ)を介して認証サービスに連絡してください 。

中小企業自己評価

受益者登録には、組織が中小企業(SME)であるかどうかを判断する自己評価アンケートが含まれています。 中小企業ステータスは、特定のホライズン2020アクション(すなわちSMEインスツルメント)下での適格基準です。組織のPICに関する直近(2年以内)の関連情報がない場合、提案書提出システムは、中小企業自己評価を記入するよう促します。自身の組織、および自身の組織(EU勧告2003/361 / ECに従う)と直接的または間接的に関連している可能性のある他の組織に関する、最終承認会計期間における財務数値を入力する必要があります。SMEステータスが確認された場合は、提案書申請を続行することができます。

自身の企業が過去2年間に中小企業として認証されていない場合、受益者登録での中小企業アンケートに回答し、自身の企業が中小企業であるとの結果が表示されない限り、システム上、SMEインスツルメントへの申請が許可されないことに留意してください。
中小企業ステータスが適格基準を満たさない場合、中小企業アンケートを経ることなく、単に受益者登録にて当該状況を申告することもできます。